2015年度第5単位振り返り

本単位では、「ドイツにおける先進国型ものづくりのあり方とは?」をテーマに、以下3点について考察しました。

①ドイツにおけるものづくりの強さの源泉は何か?

②日本とドイツのものづくりの共通点は何か?相違点は何か?

③次代のリーダーとして、自社のグローバル戦略をどう描くか?

10月12日(月)

■ブリーフィング
株式会社JMAコンサルティング シニア・コンサルタント 松田 将寿

ブリーフィング

視察に同行した日本能率協会コンサルティングの松田氏より、今回のブリーフィングを行い、研修の目的やドイツのIndustrie 4.0の現状についての共有を行いました。

10月13日(火)

■企業訪問-1
フラウンホーファー研究所 IPT

フラウンホーファー研究所 フラウンホーファー研究所

ドイツ各地に66の研究所・研究施設を構え、約24,000人のスタッフが在籍する欧州最大の応用研究機関であるフラウンホーファー研究所のIPT(生産技術研究部門)を訪問しました。
担当者より、実用化へ特価した、産・官・学連携した研究体制と「設備と人をITでつなげる」という当研究所が考えるIndustrie4.0の概念について講演いただきました。

研究施設見学では学生と研究員が一緒に研究を行っている様子が見られました。

■企業訪問-2
メルセデス・ベンツ Dusseldorf工場

メルセデスベンツ メルセデスベンツ

バンの生産工場であるDusseldorf工場を訪問しました。
工場長よりメルセデス・ベンツ ブランドの自信の裏にあるお客様や社員、取引先からの信頼を保つための、人材育成や、生産性向上の取組みについて講演いただきました。
工場では市街地での限られた敷地を最大限に利用した3層構造の組み立てラインを見学しました。

10月14日(水)

■企業訪問-3
DMG森精機 Bielefeld工場

DMG森精機 DMG森精機

担当者より主にIndustrie4.0への取組みについて講演いただきました。工場見学では各生産ラインの作業場ひとつ一つにパネルが設置されており、生産計画、進度の実績データを、ITを駆使して一括管理しているIndustrie4.0の現場を現地現物で確認することができました。

■企業訪問-4
フエニックスコンタクト Bad Pyrmont工場

フエニックスコンタクト Bad Pyrmont工場 フエニックスコンタクト Bad Pyrmont工場

ドイツに多くあるミッテルシュタント(主に家族経営の中小製造業者)の一つである フエニックスコンタクト社を訪問しました。
産業用機器の開発・製造をしている同社からは、顧客ニーズ、潜在ニーズを徹底的に捉えることに重点を置くことで高収益を実現している取り組みと、コンソーシアムへの参画などIndustrie4.0へ産業用機器メーカとして積極的に取組んでいる戦略について学びました。

■これまでの振り返り

これまでの振り返り これまでの振り返り

ドイツに多くあるミッテルシュタント(主に家族経営の中小製造業者)の一つである フエニックスコンタクト社を訪問しました。
産業用機器の開発・製造をしている同社からは、顧客ニーズ、潜在ニーズを徹底的に捉えることに重点を置くことで高収益を実現している取り組みと、コンソーシアムへの参画などIndustrie4.0へ産業用機器メーカとして積極的に取組んでいる戦略について学びました。

10月15日(木)

■企業訪問-5
フォルクスワーゲン Wolfsburg工場

DMG森精機 DMG森精機

本社のWolfsburg工場を訪問しました。全長約2kmにわたるEU最大の建造物である工場を、専用のカートに乗って見学しました。
その後、Autostadt(同社の納車施設 兼 博物館施設)を訪問しました。受講者からは「大量生産の為、自動化率が進んでいる」「ブランド力向上・磨きに力を入れている印象を持った」などの感想がありました。

■企業訪問-6
武田薬品工業 Oranienburg工場

武田薬品工業 Oranienburg工場 武田薬品工業 Oranienburg工場

Oranienburg工場を訪問しました。
生産性向上や従業員の教育体制への取組みについて工場長の方より講演いただきました。工場見学では重力を利用した運搬のライン設計など、高レベルで生産性向上を実現しているラインを見学しました。
受講者からは「製薬業界は認可の関係で、限られた製造方法で生産しなければならないため、生産性は着目されにくいが、同社では生産性をアピールしており、実ラインも見られてとても参考になった。」などの感想がありました。

10月16日(金)

■共同テーマ研究

各チームに分かれてベルリンを散策しました。

共同テーマ研究 共同テーマ研究
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