2016年度第5単位振り返り

本単位では、「グローバルな視点で未来を描くことができるか?」をテーマに考察しました。

10月13日(木)

■講義:「グローバル化する世界と勝ち続ける企業」~成功体験への警鐘~
中部大学 客員教授 崎川 茂郎氏

■討議:
・自社にとってのハーネスは何か?
・自社は多様性を取り入れられているか?
・グローバル人財に必要な要件は何か?

三菱商事、矢崎総業を経て現在は中部大学客員教授・上智学院理事を務めておられる崎山茂郎氏にご出講いただきました。
日本の生産性の低さ、進まぬ海外人材の育成や企業幹部の国際経験の少なさといった企業人としての視点に加えて、日本が留学先として国外の学生から選ばれない現状や、日本から国外に出ていく留学生の減少等の教育の現場に携わる者ならではの視点で、「日本が世界の中でプレゼンスを発揮できなくなりつつある」という現状に関して、お話しいただきました。
今の日本が抱える課題の背景には、「常に正しい解を求める」姿勢があり、「自分で考え、答えを産み出す」姿勢が無いこと、日本がそのような教育に注力してこなかったことなどが原因としてあると述べた上で、同質なものの間だけで通じるコミュニケーションではなく、異なる背景を持つ相手に寄り添う、真にグローバルなマインドを持たなくてはいけないと警鐘を鳴らしました。

午後は、
『自社にとってハーネス(束縛要因)は何か』
『自社にとって多様性は必要か 多様性を取り入れたことで成果は上がっているのか』
『グローバル人材に必要な要件と、その育成のために何をすべきか』
という3点をテーマに、グループディスカッションを行いました。

受講者それぞれ、「グローバル人材」や「多様性」というテーマについては課題感を持っており、当コースのグループ研究で人材育成をテーマに設定しているグループもあります。今後のテーマ研究や、日常の業務へ大きな示唆を与える討議となったようです。
『多様性の重要性を理解できた』、『自社の人材育成においても参考にしたい』、『現在の業務の参考にしたい』といった声が受講生からはあがっています。

10月14日(金)

■講演:「世界の中の日本の強みと弱みについて考える」
株式会社小西美術工藝社
代表取締役社長 デービッド・アトキンソン氏

小西美術工芸社社長 デービット・アトキンソン氏にご出講いただきました。
アトキンソン氏は、オックスフォード大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(アクセンチュアの前身)やソロモン・ブラザーズ、ゴールドマンサックス社を経て2011年より小西美術工芸社の社長を務められております。
同社で行った抜本的な改革、改革を経て経営再建された話を導入に、国内外の様々な数値の指標を示しつつ、「世界の中での日本」というテーマで講演を展開していただきました。

日本は高度経済成長期に爆発的に人口が増えたことにより、急成長を経た。しかし、それはあくまで人口が増えたことによるものであり、技術力等の高さによるものでは無い。 
日本は高い技術力を持っているにもかかわらず、先進国の中では生産性がダントツに低い。各国が、人口減の時代に急速に突入していることに危機感を持ち、生産性を向上させることでGDPを維持・増加させているにもかかわらず、日本は人口数に依存した、高度経済成長期のモデルのままである、と警鐘を鳴らしました。
また、このような状況を作り出しているのはまさに、各業界のプレイヤー・マネージャーである受講生たちであるということを述べたうえで、その中でも希望を見出し、世界の中で日本がプレゼンスを発揮し続けるために必要なこととは何か?と一人一人が改めて考える契機となりました。
受講生の方々からは、『日本の現状を科学的分析より把握でき、危機感を感じた』、『今まで自分にない視点を知ることができた』、『テーマ研究の際にも数字に基づく分析を行いたい』という声があがっていました。

■共同テーマ研究

各グループ共同テーマ研究を行いました。
前月の中間発表を経て軌道修正を行うグループもあり、短い時間の中で白熱した討議が繰り広げられていました。

10月15日(土)

■アメリカ視察 事前質問作成&レポート作成

11月に敢行予定のアメリカ合宿での訪問先への事前質問と事前レポートを各グループにて討議、整理しました。事前レポートでは、グループごとに疑問点をまとめ、事務局準備資料をもとに事前学習を行いました。
また、本合宿にコーディネータとして同行予定の(株)日本能率協会コンサルティングの島崎里史コンサルタントより、アメリカ視察の着眼点やアメリカの製造業等を解説する時間も設けられました。

次月のアメリカ合宿プログラムの主な訪問先は以下の通りです。
・Gilead Sciences Inc.
・SAP社
・Timbak2社
・Cisco Systems.Inc
・ボーイング社 エバレット工場
・JAMCO

■特別企画・施設訪問
「20年後の日本のありたい姿を考える」
ダイアログ・イン・ザ・ダーク

光が全く入らない暗闇の中で、1時間半程度の時間をかけて、歩行やサッカー、お茶会、テーマに沿った工作等のワークを行う「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」を体験しました。
当日は、視覚障がい者の方にアテンドいただき、7人のチームに分かれてワークを行いました。
全くの暗闇の中では、通常当たり前に入ってくる視覚情報が一切遮断されてしまうため、いつも以上に言葉でしっかり伝えることが必要になります。
「私は今から前に進みます」、「ボールをあなたに渡します」といった動作の一つをとっても、暗闇では言葉で伝えないと周囲に情報を伝達することはできません。このような体験から「言葉によるコミュニケーションの大切さ」を体感したと述べる受講者もいました。
また、当日の粘土工作のテーマは「20年度の日本のありたい姿を考える」でした。
どんな世界であってほしいか、暗闇の中顔が見えないからこそ素直な気持ちで語り合うことができました。視覚に頼ることができない世界のなか、「仲間がいることの大きさ」を体感し、「多様性」や「ダイバーシティ」は性別や障がいといった違いだけではなく、もっと深く広いテーマであることを体得した1日でした。
そんな非日常を体験したことで、受講生たちのきずなもより深まったようです。
『仲間の温かさを感じた』、『頭の中で理解していると思っていたことを、本当の意味で理解できた気がする』、『日常できない体験で、気付きを多く得られた』といった声が受講生たちからはあがっていました。

派遣責任者のみなさまには、改めて詳細のレポートを送付します。
JMI生産・開発マネジメントコースクイックレポートをお読みいただき、ありがとうございました。

【企画担当】
一般社団法人日本能率協会 JMI生産・開発マネジメントコース担当 勝田・平井
TEL:03-3434-1410 FAX:03-3434-3593
E-mail:Kentaro_Katsuda@jma.or.jp Nozomi_Hirai@jma.or.jp

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