2017年度第3単位振り返り

1日目【8月3日(木)】

1)オークマ株式会社 本社工場 視察

オークマ株式会社(以下、オークマ)の本社工場(愛知県丹羽郡大口町)を訪問しました。オークマ本社工場では最先端のIoT技術を活用した生産システムで高い稼働率を実現しており、マスカスタマイゼーションに対応した知能化工作機械を超多品種少量生産されています。今回は、IoTと改善を軸とした生産、そしてサービスを含む次世代のものづくりプロセス全体の革新、モデル構築を中心にご講演いただき、現地現物で視察しました。

  1. 工場概要説明
    オークマの「無いものは創る」といった歴史や文化、ファクトリーオートメーションのためのIoTの活用と概要をご説明いただきました。その後、4班に分かれて下記の場所を見学しました。
  2. 工場:Dream Site1(DS1)、Dream Site2(DS2)
    今回は、部品加工から組立てまで高効率稼働を実現しているDS1、DS2 を見学しました。人による熟練技術と、機械による自動化、さらに情報通信が一体となった工場でした。DS1 では、部品加工工程の自動化ラインや、稼働率の見える化・管理について見学し、DS2では、DS1 のノウハウをさらに活かした土日無人稼働を実現する資材搬入や運搬の自動化など、IoT とロボット技術を駆使した最新の現場を見学しました。
  3. 展示エリア見学
    オークマの製品・技術を実演していただき、アンチクラッシュシステムやファイブチューニングなど知能化技術がつめこまれた機械の動きや、制御の様子などを見学しました。
  4. 質疑応答
    質疑応答は、IoT を取り入れた工場や機械の見学を通し、「無いものは創る」文化の人材育成や、IoT におけるオークマの強みについて、質疑応答が活発に行われました。

2)三菱電機株式会社 名古屋製作所 可児工場 視察

三菱電機株式会社名古屋製作所(以下、三菱電機)の可児工場(岐阜県可児市)を訪問しました。同工場では、2012年の新製品立ち上げに伴い、セル生産にロボットを組わせた生産方式を導入し、電磁開閉器の変種変量生産を実現しています。今回の訪問では、ものづくりの環境変化による生産現場とITシステムをつなぐ三菱FA総合ソリューション『e-F@ctory®』による取り組み事例と、IoTとロボットの活用について講演と、工場見学を実施しました。

  1. 工場概要説明
    可児工場の概要や主力製品である電磁開閉器の概要についてのご説明後に、従来の自動化ラインと人によるセル生産のメリット、デメリットを比較して、人と機械の調和による「高稼働率・省スペース・高品質」な生産システムの開発の背景と現在の取り組み事例をご講演いただきました。その後、2班に分かれて下記の場所を見学しました。
  2. 工場
    今回は、同一製品群でサイズや電流値などの仕様が異なる変種変量生産に対応したロボット組立セルの現場と、部品加工の現場を見学しました。コストやトータル工数を削減するために人とロボットの分業と、現代の技術と長年使用されている技術の融和により、自動化のメリットを最大化させる生産形態の現地現物を視察しました。
  3. 質疑応答
    質疑応答は、経営視点におけるIoTの導入方法や、人とロボットの分業の考え方、受講生の自社と比較したときの人材育成の違いなどについて、質疑応答が活発に行われました。
2日目【8月4日(金)】

1)経営戦略とモノづくり戦略

「コア技術戦略」
「顧客価値:機能的価値と意味的価値」
一橋大学 イノベーション研究センター センター長 教授
延岡 健太郎 氏

MOT(技術経営)を専門とされている延岡氏にご出講頂きました。
「価値づくり」というテーマを主軸に、日本のものづくり経営の在り方や、理解すべき課題の本質、社会的意義を背景にした付加価値の創出と最大化することの重要性を講義いただきました。講義では国内外の企業事例を用いて、生産財と消費財における真の価値創出と自社製品のポテンシャル、グローバルな競争市場で日本の製造業が勝ち残るために、どのように自社のコア技術を高め、戦略を練っていくか等について考えを深めていきました。

2)振り返り

1日目のオークマ本社工場と三菱電機可児工場の工場視察と、2日目の延岡氏の講義を経た気づきや感想を共有し、ディスカッションを行いました。自社との比較による気づきや、業種や職種が異なることによる視点の違いや共通項など、ヒト・モノ・コトにそれぞれ新たな気づきがあり、チームで発表を実施していただきました。

 

3日目【8月5日(土)】

1)【特別講演】

「今後とも繁栄を続ける「日本のものづくり」のために
~原点に立ち返って進める生産革新~」
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 会長 土屋 総二郎 氏
(元株式会社デンソー 代表取締役副社長、日本能率協会 第1期生産コースOB)

デンソー時代のものづくりに対する考え方(ものづくり、ひとづくり、技術の進化)を基に、日本経済と生産システムの変遷や、生産のグローバル化と国内生産の重要性、現状の課題と解決に向けた生産性の構成要素を生産技術力と工場現場力に分けた時のアプローチに関する経験談をご講演いただきました。また、土屋氏は当研修の第1期制として当時を振り返った時の「学びの場」と「人の輪」に関する気づきと、エールを受講生の皆様へお伝えしていただきました。ご講演の中で、現在の受講生に対してものづくりの経営的視点、未来思考についても各々の考えを促し、質疑応答にも真摯にご対応いただきました。

 

2 )共同テーマ研究

第3単位までの講義を通し、9月の第4単位(中間報告会)に向けたテーマの深掘りや、発表に向けた打合せを実施しました。

「JMI生産・開発マネジメントコース クイックレポート」をお読みいただき、誠にありがとうございました。後日、派遣責任者の皆様には、改めて詳細のレポートを送付します。
引き続き、当研修について何卒宜しくお願いし申しあげます。

 

【企画担当】
一般社団法人日本能率協会 JMI生産・開発マネジメントコース事務局 勝田・吉田
TEL:03-3434-1410 FAX:03-3434-3593
E-mail: jmi_skm@jma.or.jp

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