キヤノンインタビューその3|どのようにして変化する環境に対応していくのか?

やはり「人」。人が大事だということです。


JMI生産・開発マネジメントコースの派遣責任者である
キヤノンの大森正樹さん(生産技術本部 生産技術研究所所長、2006年度当コース修了生)を
訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

どのようにして変化する環境に対応していくのか?

中川
JMIのご参加者の方に、6月にスタートして2月に終了するまでの 9カ月間の間にどのようなことを学んでほしいか、どのような心構えで受講してほしいか、などがあれば、ぜひお聞かせください。

大森
私はずっと同じ部署にいますので他の部署のことはわかりませんが、社内研修の中には異業種交流研修というのがあります。

しかし、それは2社か多くて3社間の交流研修で、期間は2日から長くても6日間です。
ですから、それほど深くは交流できないのですね。

その点、このMIコースは長い期間でやるのでより深く交流ができます。
特に共同テーマ研究では使っている言葉の定義自体が違ったりして、最初の3、4カ月はそれを理解するのに時間がかかります。

それは、イコール視野が広がる大きなチャンスとも言えると思います。

「外(他社)ではこんな考えでやっている人もいるのだなあ」ということが理解できる。
そこが1番大きいと思います。

やはり、他社の方と交流する、自分と異なったものに触れるというところが重要で、それを理解し、参考にして、自社に役立つところを持ち帰ってもらいたいです。

他の企業の風土や考え方、それは個人のものもありますし、企業のものもあります。
それに触れてフィードバックしてほしいですね。

講義は講義で経営的な視点とか戦略とか、それはそれで重要ですが、私の感覚としては自分と違った視点と触れ合って刺激を受けるのが1番大きいと思っています。

中川
違った視点に触れて刺激を受けることで、いろいろな見方があることを学んでいただくことが、幹部になられた際のいろいろなマネジメントに続いていくと思います。
大森様も1年後に幹部になられたということですが、MIコースでいろいろな刺激を受けたことが生かされたということはありますか?

大森
多分、潜在的に心の中にはあったと思います。
最終報告のときに言った覚えがあるのですが、やはり「人」。
人が大事だということです。

講義の中でも人材育成の話が確かあったと思います。
何があっても最後は人が大切だということが印象に残っています。

人材育成に関する講義の話ですが、業績が非常に良い会社の話があり、そうした絶好調な会社でも一番の課題は人材育成だと、確かそう言っていたと記憶しています。

経営課題の中でも人材育成はベスト5に入っているので、人が大切だということは誰も異論はないと思います。
海外合宿で工場に行った際にもそのような話があったと記憶しています。

会社が潰れるような場合は、大抵の原因が変化に適応できないことです。
それは会社もそうですけれど、部署、事業所のような細かい単位も含めて周りの環境に順応しないと、
変化の激しい時代にあっては必ず取り残されてしまいます。

変化に敏感になって、それに適応した形にやり方を変えていく。
大切なことですが、それができるのはやはり「人」です。

研修を終えての変化は視点が大きく変わったことですね。
世の中があって、キヤノンがあって、さらにセンターがあって部があります。
それぞれの階層で変化があるので、ちゃんと敏感にアンテナを張って何かあればすぐにフィードバックをする、動くということが大切だと思うようになりました。

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