ダイキン工業インタビューその1|現在の担当業務は?
JMI生産・開発マネジメントコースの修了者である、ダイキン工業の高橋さんを訪問しました。
日本能率協会の平井がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)
現在の担当業務は?
平井
はじめに、高橋さんが今携わられているお仕事について、教えていただいてもよろしいでしょうか。
2年前にこの研修に参加していただいた際と、業務の内容は変わりましたか。
高橋
そんなに変わっていません。
当時は隣の工場で新しい形式の熱交換器を生産していて、さらにこの工場でも生産しようと開発と準備をやっていました。
そして、この工場は6月に稼働しました。
次は新しい形式の熱交換器を海外で生産できないかと考えています。
次世代空調機を開発するためには、他にもいろんな技術が必要ですが、熱交換器を起点に開発して、新しい冷媒にも切り替えていきたい。
高効率な空調機と環境にやさしい冷媒との組み合わせで、空調機の革新をしていこうと続けています。
平井
いつもお忙しそうで、海外のご出張も多いようですね。
高橋
私の仕事は日本での技術開発が主で、海外でも製造、生産の強化の支援をしています。
海外工場では生産技術力や工場の運営力が弱い工場があるので、それを強化するというミッションで出張します。
自動化設備を造ったり、ものの流し方を変えたりといった仕事をしています。
平井
日本並みに、ゆくゆく育てていけるようにということですか。
高橋
そうですね。
日本の工場でやっている内容からすると、海外工場では異業種のような工場もあるので、工場の事情を酌んで現地の人が納得できるように努めています。
日本人がやってきて強引に進めたというような印象を持たれないように、自分たちの力でその工場を将来運営できていけるような改善をしていこうとしています。
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