ダイキン工業インタビューその2|印象に残っている過去の仕事とは?

JMI生産・開発マネジメントコースの修了者である、ダイキン工業の高橋さんを訪問しました。
日本能率協会の平井がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

印象に残っている過去の仕事とは?

daikin_img02平井
今まで携わられたお仕事の中で、印象に残っているお仕事を一つ教えてください。

高橋
開発業務は3年に1件ぐらいで結果をつくりながらやっているので、今まで27年間近く働いていますが9件ぐらいしかまとまった仕事をしていません。
ですからどの仕事も印象深くてなかなかひとつ挙げにくいです。

平井
一つ一つが本当に重く、時間を長くかけてこられたのですね。

高橋
時間をかけて技術の準備をして、それから新しい職場もつくりながら進めます。
うまくいかないことがあったりしながらです。

革新的かどうかでひとつあげると、2012年に隣の工場でマイクロチャネル熱交換器という先ほどの新しい形態の熱交換器を作ったのが一番革新的な感じがしています。
それがここの工場で作る新製品開発のきっかけにもなっています。

空調機は電装品や圧縮機などいろんなもので構成されていますが、熱交換器の分量が一番大きい、寿司屋さんのすし飯みたいなものでこれが無いと生産が始まらない。
そんな重要な部品です。 

平井
寿司屋のすし飯というの、すごく分かります。

高橋
空調機の大きさと性能の関係も熱交換器で決まる部分が大きいです。

空調機の熱交換器の形態は50年ぐらいあまり変わりませんでした。
これ以上発展はできないかと思われてきましたが、2012年に自動車の熱交換器と従来の空調の熱交換器と中間みたいなものを開発して商品化し好評を受けました。
実際に製品の性能も上がっています。

平井
今までになかったものが世の中に出ていったのですね。

高橋
社内でも革新的な技術でイノベーティブな感じがしました。

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